福祉ネイルという言葉を初めて知りました。
盲養護老人ホーム松月園では、目がご不自由な方が多いせいか、お化粧やネイルに興味を示される方は少ないように思います。
ですが、少しインターネットで調べてみると
「大切にされている」実感を得られる
さまざまな記憶がよみがえりやすい、などメリットがたくさん。
コミュニケーションの促進につながる、というのは隣でみていて、とてもおもうところです。
指を大切に触れてもらい、優しく話しかけられて、だんだんリラックスして
みなさん表情が柔らかくなる。
気がつけば、お話をたくさん聞いてもらって、すっきりとした表情になられています。
他には色や、デザインをを選ぶ楽しみも。
自分では、見ることができないけれど、
職員から、あら素敵ねと声かけられて、言葉によって自分の爪の状態を知ることができるのです。
視覚障害の高齢者の方はお化粧や、ネイルに消極的な方が多いのは事実ですが、
ボランティアさんに 施術してもらってる様子から
その多面的な効用に気がつくことができます。